COVID-19で見えた近い未来の生活

新型コロナウイルス対策でテレワークが進み学校もオンライン授業が増えています。
満員電車、デスクを並べて他人の仕事のフォローや横槍で時間をとられるオフィスライフ、ぎっしり詰まった教室に寝坊したら赤点のキャンパスライフには、もう戻れないのではないでしょうか。
そんな生活、本当にあなたが望んでいたものですか?
新型コロナウイルス感染症に対する恐怖や自粛生活は、私たちの未来と本当の幸せについて考える重要な機会を与えてくれました。
社会性が必要なのは過去の世界

コロナ後の世界は大きくライフスタイルがかわる予感がします。
キレイなオフィスやかっこいいキャンパスライフよりも、これからは郊外の自宅でテレワークに多くの方がシフトしていくことでしょう。
オフィスワークに戻ったとしても、全てがこれまで通りにいくことはないでしょう。
深い快適な睡眠から目覚めたら新鮮な空気をたっぷりと吸い込み、人込みのないところで身体を適度に動かす。みずみずしい野菜や果物をたっぷり取り入れた食生活。そして自分のペースで造詣を深める・・・。こんな自然なライフスタイルがもっとも健康的だと多くの方が気付いたのではないでしょうか。
このような生活だけでは社会性が身につかないと心配になりますか?ところで、社会性とはなんでしょう?
結局のところ黙ってじっと座って仕事をする我慢力をつけることだったのではないでしょうか?
反論しないための忍耐強さですか?長時間の無意味な会議の意義を仕立て上げる能力のことですか?それらの我慢に対する対価を得て生活する社会のことですか?
「社会性」とは、産業革命以来の教育は良き労働者になる(する)教育なのです。その第一の基本は椅子に長時間黙って座って作業をするための訓練をすることです。
テレワークと健康リスク

今までオフィスで働いていた人々がテレワークを始めると大問題になることがあります。
オフィスでは好きな時間におやつは食べられませんでした。
でもちょっと待ってください。これがテレワークになると好きな時に好きなだけお菓子も食べ放題。お酒だって朝から飲み放題です。
ところが実際には意外と真面目な人が多く「座りすぎ」になってしまうのです。長時間座っても苦にならないように「社会性」が身についてしまっているからです。
移動がなくなった分、歩く機会も減ってしまいます。仕事がなかなか進まず、机から離れられないこともあるでしょう。
テレワークなのだから寝転がっても良いじゃない。
そうなんです。
ところが意外と寝転がらない。
テレワークに移行する職業の中にはクリエーターにも多いのですが、仕事もパソコン遊びもパソコンでゲーム投資もパソコンという方も増えてしまいます。さらに、買い物もネットショップとなると、気が付けば一日中座っていたということにもなりかねません。
これがどう考えても身体に悪いのです。
かつてOLと呼ばれた女性たちは、多くの不調に悩まされてきました。
OLの職業病は水虫と膀胱炎、痔だったのです。これは靴を一日中履いていることと、座り過ぎが原因です。
自由な学生生活からOLになるとこの二つの恐ろしい病気に罹ったものです。
テレワークになればパンプスを履かなくても良いですし、好きな時にお手洗いにも行けます。あとは食べ過ぎと座り過ぎに気を付ければ良いのです。
社食も無くなり、食事を適当に済ませていると栄養が偏ってしまいます。
座りすぎ、運動不足、偏食と、テレワークはじわじわと健康を蝕んでいく恐れがあります。
これからの社会に社会性は必要か

新型コロナウイルス感染症の恐怖や多くの心身の犠牲から、どんなに「社会性」身に付けて、社会の要求に応えて踏ん張ってきたとしても、誰もあなたの命を守ってくれないことが分かりました。
身を粉にして働いても、見返りは微々たるものです。
それよりも、一人一人の命の方がはるかに尊く、価値があるものだと分かったのですから。
みなさんアフリカの草原を駆け回るように、これからは自由な時間に身体をたっぷりと動かしてあげましょう。そして、お腹が空いたら栄養バランスの良い自然食を食べましょう。
アレルギーの方もチャンスです。排気ガスもストレスも少ない環境で、自分で栄養価の高い食事を組み立てることができるのですから。
繰り返しますが、おやつの食べ過ぎやお酒の飲みすぎと座りすぎには気をつけましょう。
新型コロナウイルス感染症の先の世界で本当に必要なこと

新しいライフスタイルの確立には少し時間はかかるかもしれません。
ライフスタイルの移行には、常にストレスは伴うものです。それがたとえ、快適な生活を得るためだったとしても。
しかし、その先は一人一人が作り上げる自由な世界が待っています。
自由を満喫し、本当の幸せを手にいれるために必要なこと、それは社会性が第一ではなく、「いかに自分で健康を維持できるか」を身につけておくことではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の先の世界はすぐそこまで来ています。
自ら健康を維持するための新しいライフスタイルを、共に歩んでいきましょう。